2010年01月16日
長期優良住宅
YUKOです
いつもお読み頂き、本当にありがとうございます
「長期優良住宅」
このところ、いろいろな場面でよく目にする言葉です。
では、実際にどのような住宅のことをいうのでしょうか?皆さん、ご存知ですか?
なるべく分かりやすく説明しますね
・建物本体が腐ったり壊れたりしないようなずーっと長持ちする家。
・巨大地震にも耐えられる頑丈な構造を持った家。(耐震基準が建築基準法の1.25倍)
・内装やお湯・水・暖房器具などの設備関係は建物本体のように長持ちさせられないため、取替えや修理を簡単に出来るようにした家。
・人が長く巣蜜ズけると家族数の増減などがあるので、ライフスタイルの変化に対応して部屋を大きくしたり小さくしたりすることが出来るよ うにした家。
・みんないつかは年をとるので、最初からバリアフリー住宅にしておく。
・燃料費が少なくて済む、弐さんっか炭素の排出量の少ない省エネルギーな家。
・2人で暮らす場合でも最低限必要な広さが確保された家。(具体的には床面積が75㎡以上ある)
などなど他にもいろいろな定義があります。
「長期優良住宅」に対しては、国から補助金が支給されます。 建築工事代金の1割で最大200万円まで
そのほかにも、毎年の固定資産税が5年間少なくて済む、住宅ローン控除の金額も一般住宅に比べて2%優遇されるほか
税金の面でも優遇されることになっています。
では、これから住宅を建てたいなぁと考えていらっしゃる方は「長期優良住宅」の方がいいのでしょうか?
私FP・MPの立場としてあくまでも個人的な意見ですが、安易な「長期優良住宅」の選択はやめた方がいいと思っています。
政府は、この経済状況の中、なんとか景気回復を目指し、少しでも国民に住宅を取得しやすいように考えているつもりでしょうが、税制の優遇幅にしても、住宅ローン控除の最大600万まで優遇にしても、現実問題、はたして、どれだけの方が喜んでこの恩恵を受けることが出来るのか?
今の住宅購入したい世代の平均年収からしても、家を5000万も6000万もローン組んで建てる方はいるのでしょうか?
2500万とか3000万借りて建てるかたが多いのではないでしょうか?
あくまでも自分が1年間に納めた所得税(不足分は住民税)が戻ってくるというのが住宅ローン控除です。
しかも、見ての通り、「長期優良住宅」を建てるには、一般住宅よりも平均2割以上のコストが余分に掛かります。
この点からしても、多少税金面他で優遇されたところで、どうなのか?
いろいろな角度から調べる必要があります。
住宅ローンは「人生における3大経費」の1つです。
安易に組むのではなく、まずは、家計の現状把握から将来を見据えて「いつ」「どのくらいの予算で」「どれくらいの規模の」
住宅を建てるのか、じっくりと計画することが大切です。
FP(ファイナンシャルプランナー)・MP(モーゲージプランナー)は、そんな皆様のプロの誘導役です。
限られたお金の中で、つかい方を真剣に考える とても重要なことですね